私の名か? |
ニンリルさん、感謝します |
感謝されるのは早いかもしれぬよ |
いえ、手掛かりだけでも有難いです |
ならば、私が言うべき事は何もない |
また、会えますか? |
それが、お互いに必要であれば……会うことになる |
うーん? |
アルジェにも、よろしくな…… |
◆ ◆ ◆
何となく、今度こそ見つかりそうな気がします! |
そうね、ニンリルの言葉に妙な説得力あったし |
あの人は、いったい…… |
いい人です! |
テンション高いー…… |
今は、どんな魔物が出たって、平気です! |
◆ ◆ ◆
アルジェ、洞窟にいるって言ってたわよね |
正しくは、いる……かも、しれん…… |
信じる者は救われる…… |
私は、いるって信じてますよ? |
でも、どうして洞窟なんかに…… |
魔物から逃げているのかもしれないですね |
◆ ◆ ◆
そろそろ森の端に近づいてきたと思うけど…… |
暗くなってきましたね |
暗くなる前に探せるかな |
暗くなったら、洞窟の場所も見つけにくいかもね |
うぅ……急ぎましょう! |
魔物さんはすんなり通してくれないみたいだけどね…… |
GRRAAAAAA!
◆ ◆ ◆
あったわ、あそこ! |
はい! |
今度こそ、アルジェがいそうだね! |
早く中へ行きましょう! |
ちょっと待ってよ、シャノン!? |
……………… |
……………… |
ちょっと、待ち伏せなの!? |
私、怒りますよ! |
◆ ◆ ◆
~洞窟~
暗いわね…… |
転ばないように、気をつけてくださいね…… |
待ち伏せに気をつけて…… |
これだけ暗いと、待ち伏せし放題ね…… |
(ザッ……)
そこに誰かいるの!? |
(スッ……)
……………… |
……………… |
卑怯な真似は許さない! |
◆ ◆ ◆
意外に広い洞窟ですね…… |
しかも入り組んでるわ…… |
……もう、遅いかも |
それに気づかないようにしてたのに…… |
先に進むしかないよー…… |
……………… |
……………… |
出たわね…… |
◆ ◆ ◆
この洞窟……何か重苦しい…… |
何か、潜んでるのかも? |
うーん…… |
……そこ、隠れてないで |
……………… |
……………… |
やるじゃない、マルタ! |
冷静沈着がマルタの長所ー……ふふ |
◆ ◆ ◆
なんとなくですけど…… |
さすがシャノン |
絆の強さは、負けません! |
……………… |
……………… |
さぁ、道を開けて下さい! |
◆ ◆ ◆
いましたよ!アルちゃんです! |
……………… |
眠ってるみたい…… |
ケガとかはない? |
マルタチェックー…… |
ふぅ……よかったです |
本当に、良かったわねぇ……感動の再会? |
どこかで、会ったか……? |
さぁ……どうかしら? |
ネージュ……? |
……この感じ、ヤダ…… |
うふふ…… |
……………… |
……………… |
……………… |
(ザザザッ!)
まさか、お前はこいつらの…… |
フフフ……あなたの想像通りよ♪ |
遅ればせながら、我々の紹介をさせて頂こうかしら? |
我々は「デスイーター」…… |
なぜ我々を襲う! |
アッハハハ! |
分からないまま襲われるというのは、とても怖いの |
なんなの、この危ない人……!? |
私には理解できません…… |
狂ってるわけじゃないよ…… |
フフ……本当にイヤなコね? |
◆ ◆ ◆
まだまだ、遊び足りないでしょう? |
(ザザッ!)
……………… |
……………… |
……………… |
(ザザザッ!)
数が多すぎるわ! |
万策尽きそうー…… |
まだまだ! |
そうよ、その焦り……怒り……イイわよ! |
アルちゃん…… |
ゲイズ・オブ・ドミネーター(G.O.D.)!! |
!! |
(ゴオオオオオオオオオオォォッ!!!!)
な、なに!? |
【主人公】は、まだ力を使って |
フフ……アハハハハハハハッ!! |
ついに、来たわね…… |
うう…… |
あ……アルちゃん!? |
とても……ワルい……コ…… |
おまえは……!! |
……………… |