
サクヤ役: 花澤香菜
トービアス役: 沢城みゆき
メアリ役: 藤村歩
ハーミット役: 小倉唯
シャムロック役: 小林沙苗
▼【第1回】 ▼【第2回】 ▼【第3回】 ▼【第4回】 10/15UP
●「The World」内で動き回る各々のキャラクターについて伺いました。
花澤:
サクヤは、3人の中では一番の盛り上げ役なんですけど、一番鈍臭くて(笑)。
でも、彼女がきっと色々なアクションを起こしてみんなを引き込んでいくんだろうなという感じがします。
凄くパワーのある子ですね。きっと何度も失敗はしていると思うんですけど(笑)。それでも前に進もうとしている、楽しんでいる
気がします。
藤村:
メアリは、サクヤほどはっちゃけている訳でもないし、トービアスほど知能指数が高くはない。
でも、2人とも常識人というのとは少し違う気がします。変わり者じゃないですか(笑)。
そういう意味では、ちょうど2人の中間位のポジションにいる感じの一番の常識人ですね。
変な例えですが、3人がハンバーグだとしたら、メアリは他の素材を繋ぐ卵。“つなぎ”みたいな存在かな。クセが結構強い2人
の間に入ることで、3人がほわんとして「いいなっ」「いい空気だな」と思ってもらえると嬉しいです。
それに、サクヤの保護者みたいな存在かな。でもそれが、なんだかんだで楽しくて。いなければいないで凄く寂しいような、
そんな関係が出来あがっている気がします。
沢城:
トービアスは、入り込んじゃうタイプの子なので、キメ台詞は男役っぽく。でも、他のちょっとしたリアクションは素っぽく。
そこを「The World」内に入ってからどこで切り替えていくか、最初のうちは探り探りでした。
ただ、全体として3人がゲームを楽しんでやっていることが一番重要だということだったので、
あまり男役っぽさだけにとらわれず「楽しむ」ということを大切にして、最終的にはマイク前に立ちました。
―ゲームにのめり込んでいるというより、楽しんでいる感覚ですね。
沢城:
それに関しては、花澤さんのセリフの温度具合が絶妙な感じで、サクヤの「ああ、死ぬかと思った」というセリフなんか、
状況として死ぬかと思う様な体験をしたのに、ゲームだからリアルには痛みを受けていないので、まるでお風呂上がり
みたいな感じの温度なんです。私は普段ゲームをあまりやらないので、「これってゲームの温度なんだろうか」
「なるほどな」と感じた印象的なセリフでした。
―もしかしたら、『.hack』シリーズでプレイヤーがゲームをしている感覚が一番味わえる作品かもしれませんね。
小林:
それは感じました。今まで私が関わった『.hack』作品は、リアルはリアル、ゲームはゲームで分けられていて、
PCを演じきっている、なりきっているタイプが多い様な気もします。そいう意味でも、今回は本当に面白いですね。
小倉:
ハーミットは…。やはり(外見が)猫なので、簡単には人と仲良くなれない子です。犬とは違って誰とでも仲良くなれる訳じゃなく、
話しかけてくれても一歩引いた様な感じなので、多分ハーミットと仲良くなるためには、本当に心が通じ合わないと仲良くなれ
ないんじゃないかなと思います。
小林:
シャムロックは、ギルドをまとめる隊長として登場しますが、外見が小さな女の子だったので、最初はそこに捕われすぎて
しまいました。幾つかテストをする中で、監督や音響監督から指示をいただいて、PCはあくまでPCとして中身を意識するように
しました。
※PC(プレイヤーキャラ):ゲーム「The World」内でユーザーが操作するキャラクター
●次回更新(9月17日予定)では、[もし「The World」をプレイするなら]についてお届けいたします。
●外見も中身(キャラ設定)もリアルとは違ったキャラクターで遊べるゲーム世界。
「The World」の様なネットワークゲームの経験はまだないみなさんに、もし「The World」をプレイするなら、どんなPCを作ってみたいか伺いました。
藤村:
ナイスバディで、色黒なメアリの外見が凄く好きなので、ああいう感じのPCがいいですね。だから、かなり美化した女性PCを作ってしまいそうなんですけど、そうなった時、リアルの友達と一緒にプレイして「藤村歩、こんな可愛いPC使っちゃって!」「こういうのがいいん!?」って思われたくないので、基本的にリアルでは私のことを知らない人とプレイすると思います(笑)。でも、実は私、RPGをプレイするときはいつも主人公に自分の名前を付けるんです。自分がその世界に入りたいという妄想を本当に叶えたいので、それができるのならPCのキャラ設定は自分のままでプレイするのもいいかな。そしてゲーム内で他の人たちと接したいですね。
自分だったらという視点で会話もしたいです。
花澤:
私は、凄くマッチョなPCがいいです。痛みを受けないのであれば、第1話に登場するグリンタイプとか、そんなPCで暴れ回りたいですね(笑)。キャラ設定も、一度は男性になってみるのもいいですよね。なりきりたいです(笑)。なりきって、藤村さんのPCを肩に乗せて歩き回ります(笑)。
沢城:
私は、ハーミットみたいな動物というか、異世界を楽しむという意味で人間タイプよりもっとファンタジーなPCがいいですね。キャラ設定は、リアルとは全然違う方が…できるだけ掛け離れている方が楽しめる気がして。そういう、普段とは違った面白味を作った方が長続きするような気がします。
小林:
私は、女性PCがいいです。装備を色々変えるのも楽しそうだし。そういうアイテムを集めたいです。それに、あまり戦いたくないですし(笑)。普段、あまりゲームはしないので、バトルとかクエストとかは苦手だと思います。だから、それをクリアしなきゃとかそういうことを考え過ぎちゃって、もし自分とは違うキャラ設定を考えていても、なりきる前に、必死なまま自分の素が出ちゃうかもしれません(笑)。
小倉:
普段の生活とは違う、もうひとつの…ふたつ目の生活が出来る訳ですよね。普段はなかなか出来ないことも出来ると思うので、私なら、現実とは全然違うキャラ設定にします。男の子になって、やっぱり筋肉ムキムキに(笑)。そして仲間をいっぱい引き連れて…。でも、実際に大きなモンスターが出て来たら、自分は指示を出すだけで、戦いはみんなに任せて逃げます(笑)。
●次の更新(10月1日予定)では、[第1話のアフレコの感想]をお届けいたします。
●第1話のアフレコの感想について伺いました。
花澤:
ゲームの中で走る息を入れるかどうか、そういう部分で考えることはいっぱいあっ
たのですが、サクヤは、ゲームをしながら動いたり声を出したりするようなタイプのPCなので、そこはどちらもテンション高く演じさせていただきました。結構体力を消耗しています(笑)。
藤村:
リアルとゲームの中でどういうふうに演じ分けたらいいかに一番気を使いました。リアルの方はそのまま演じれば良いのは分かるのですが、ゲームの中だと音声の出所がどこなのか考えてしまい…。リアルなら生身の肉体から出ていますが、ゲームだとキャラの身体は動いているけど、声はリアルの身体が出して、それがPCの身体を通して聞えてくるのかな? とか。深く考えれば考えるほど、どうやって演じればいいのか、凄く難しかったです。
沢城:
私も同じです。ゲーム中でも、ただの会話やごく普通のクエストなどでは、部屋にいてゲームのコントローラーを持っている感覚…。部屋の中に五感を置いたまま演じるので、距離感が全くない状態のセリフですから(ゲーム内にいるキャラクターの)絵には合っていないんです。でも、スペシャルなモンスターと戦うようなイベントであるとか、何かが起きていて大変だという時に、少しずつゲームの中に入り込んで行くと、あたかもそこにいるかの様な、五感をゲームの世界にスライドさせていく、その区分けがシビアで醍醐味だった感じがします。
小倉:
最初は凄く緊張していて、今日のために家でもいっぱいビデオを見て練習していました。今回初めて共演する方もいるので、どんな雰囲気なんだろうとか、本当に緊張していたんですけど、実際にやってみたら共演者の方たちも凄く優しくて、やりやすくて、自分なりに思い切りハーミットを演じることが出来たと思います。
小林:
これまでにも『.hack』シリーズには出演させていただきましたが、リアルとゲームが同時進行していくのを初めて見て「そうか演じ分けか」と、今ここに来て凄く新鮮な気持ちになっています。素直な感想としては、メインとなる3人のリアルな女子高生たちでの自然な感じが、聞いていて凄く楽しかったです。いいなって(笑)。
●次の更新(10月15日更新)では、[第1話の見所]についてお届けいたします。
●最後に『.hack//Quantum』第1話の見所について伺いました。
花澤:
ゲームの中も凄く楽しいんですけど、リアルの世界で3人が学校で喋っているシーンが…。青森で雪がしんしんと降っていて、そこで3人の友情がどんどん深まっていくのがいい感じだなと思い演じていたので、リアルだけでなく、ゲームの世界でさらに3人の絆が深まっていくのを観ていただけたら嬉しいです。
藤村:
私は多少はゲームをするので、あれだけゲームの世界に入り込んでプレイできるのは本当に究極の娯楽だと思います。"最初からファンタジー"、という作品は他にもありますが、この作品は、現実は現実でしっかりあって、そこからゲームの世界「The World」に入って、全然違う世界を味わえる。そこで、ゲームの世界をリアルに体験したいというゲーマーたちの夢をこの作品が叶えてくれています。一視聴者としても観ていてとても興奮します。皆さんにもぜひ味わっていただければと思います。
沢城:
ハーミットが本当に可愛いです。それに尽きます(笑)。キャストとキャラクターとの組み合わせも存在感として抜群に良いですし、絵の演出も凄く細かいんです。目が一瞬だけ横に動いたり、手に持った枝の振り方が可愛かったり、尻尾の動きにも意味があったり。キャラクターとしての愛想は良くないんですけど、愛想を振りまいていない分、ちょっとしたことがとにかく可愛いです。そこは間違いなく見所です。
小倉:
やっぱりハーミットです(笑)。第1話では凄く謎が多いキャラなので、観た人はきっと「何なんだろう?」と思うかもしれません。だから、その疑問を今後に繋げて、ハーミットはどんな子なのか、目的は何なのか、どう成長していくのか楽しみにして欲しいです。
小林:
今までずっと続いている『.hack』の歴史の中にポンと何も知らない新しい主人公たちが入って来て…。これまで応援してくれているファンの皆さんが好きな『.hack』も楽しめるし、この作品から観始めた方も楽しめると思います。ここから『.hack』の世界が一歩進むので、個人的にはそこが嬉しいですし、楽しみにしてくれる方にとっては、その全てが見所になると思います。これからどうなっていくのか、私も楽しみにしています。
●ありがとうございました。




